世界バドミントン選手権2026|日程・日本代表メンバーまとめ【結果速報も毎日更新】
世界一を決めるバドミントンの最高峰「世界バドミントン選手権大会2026」が、2026年8月17日(月)〜8月23日(日)にインド・ニューデリーで開催されました。ワールドツアーとは別格の年に一度の世界一決定戦で、日本からは21選手が出場。女子シングルスの山口茜と男子シングルスの奈良岡功大が決勝へ進み、そろって銀メダルを獲得しました。この記事では日程・出場選手と、日本勢の全結果をまとめています。
- 日程:2026年8月17日(月)〜8月23日(日)
- 会場:インディラ・ガンディー・アリーナ(インド・ニューデリー)
- 大会:BWF世界バドミントン選手権大会(第30回・年間最高峰の世界一決定戦)
- 種目:男子S/女子S/男子D/女子D/混合D
- 出場日本勢:21選手(種目別に下で一覧)
大会概要・スケジュール

世界選手権はワールドツアーのようなランキング大会とは別に、年に一度だけ「世界チャンピオン」が決まる特別な大会です。賞金より名誉、というのがこの大会の位置づけで、各国が最強メンバーを送り込んできます。今年はインド・ニューデリーのインディラ・ガンディー・アリーナが舞台です。
- 8月17日(月)・18日(火):1回戦
- 8月19日(水):2回戦
- 8月20日(木):3回戦
- 8月21日(金):準々決勝
- 8月22日(土):準決勝
- 8月23日(日):決勝
シード勢は1回戦が免除され、2回戦からの登場になります。日本勢では女子ダブルスの3ペアと混合ダブルスの2ペアがシードです。
出場する日本勢(種目別エントリー)

日本バドミントン協会が発表した世界選手権2026のエントリーです。のべ15枠・21選手が出場します。霜上雄一(男子D/混合D)と保原彩夏(女子D/混合D)は2種目に出場します。
- 男子シングルス:奈良岡功大、西本拳太、田中湧士
- 女子シングルス:山口茜、宮崎友花、奥原希望、郡司莉子
- 男子ダブルス:熊谷翔/西大輝、霜上雄一/野村拓海
- 女子ダブルス:福島由紀/松本麻佑、中西貴映/岩永鈴、保原彩夏/廣上瑠依、大澤佳歩/田部真唯
- 混合ダブルス:渡辺勇大/田口真彩、霜上雄一/保原彩夏
8月15日更新:保木卓朗/小林優吾は小林選手のけがにより欠場となり、郡司莉子がリザーブから繰り上がって出場します。現在の日本代表は21選手です。
最新のエントリー・組み合わせは日本バドミントン協会(8月14日更新)/日本バドミントン協会(8月15日更新)/BWF公式でご確認いただけます。
初戦の組み合わせと注目選手
組み合わせは8月5日に発表されました。以下が日本勢の初戦カードです。リザーブから繰り上がった郡司莉子(再春館製薬所)は、いきなり第8シードの宮崎友花との日本人対決になりました。
- 男子S:🇯🇵奈良岡功大 - 🇹🇼戚又仁(台湾)
- 男子S:🇯🇵西本拳太 - 🇫🇷クリスト・ポポフ(フランス)
- 男子S:🇯🇵田中湧士 - 🇨🇳翁泓陽(中国)
- 女子S:🇯🇵山口茜 - 🇻🇳グエン・トゥイ・リン(ベトナム)
- 女子S:🇯🇵宮崎友花 - 🇯🇵郡司莉子(日本人対決)
- 女子S:🇯🇵奥原希望 - 🇹🇷オズゲ・バイラク(トルコ)
- 男子D:🇯🇵霜上雄一/野村拓海 - 🇫🇷ポポフ兄弟(フランス)
- 女子D:🇯🇵大澤佳歩/田部真唯 - 🇦🇹ドラプカ/ルムポルト(オーストリア)
保木卓朗/小林優吾は小林選手のけがにより欠場となりました。女子ダブルスの福島由紀/松本麻佑、中西貴映/岩永鈴、保原彩夏/廣上瑠依、混合ダブルスの渡辺勇大/田口真彩、霜上雄一/保原彩夏は2回戦から登場します。
山口茜の連覇:7月の中国オープン(Super 1000)を制して調子は上向き。世界選手権2連覇がかかります。
奈良岡功大の初戴冠なるか:男子シングルスの日本エース。世界の頂点まであと一歩のところまで来ています。
渡辺勇大/田口真彩:8月の韓国マスターズを制した勢いそのままに、シードから登場します。
観戦前に選手の使用ラケットをチェックしておくと、試合がもっと楽しめます👇
大会結果速報(日本勢の最終結果)
日本勢の結果を大会初日から決勝までまとめています。各日のより詳しい速報はバドトピック(毎日更新)でもご覧いただけます。
8月17日(初日・1回戦)
この日登場した日本勢は男子シングルス2人、男子ダブルス2組、女子ダブルス1組の5つ。その5つすべてが勝ち上がる完璧な初日になりました。
- 男子S:田中湧士 ○ 21-17, 21-14(第16シード・翁泓陽/中国を撃破)
- 男子S:奈良岡功大(第10シード) ○ 21-16, 7-21, 21-12(戚又仁/台湾にフルゲーム勝ち)
- 男子D:霜上雄一/野村拓海 ○ 21-13, 21-17(ポポフ兄弟/フランス)
- 男子D:熊谷翔/西大輝 ○ 21-12, 18-21, 21-18(李芳至/李芳任/台湾にフルゲーム勝ち)
- 女子D:大澤佳歩/田部真唯 ○ 21-5, 21-7(ドラプカ/ルムポルト/オーストリアを圧倒)
最大のトピックは田中湧士の金星です。相手の翁泓陽はデンマークオープンや中国オープンを制している第16シードで、そこをストレートで下しました。奈良岡功大は第2ゲームを7-21と落としながら最終ゲームを21-12で振り切り、1時間3分の消耗戦をものにしています。大澤佳歩/田部真唯が勝ったことで、2回戦の相手は第3シードのペク・ハナ/イ・ソヒ(韓国)に決まりました。
8月18日(2日目・1回戦)
2日目は日本勢7試合で5勝2敗。男子シングルスの西本拳太が第5シードのクリスト・ポポフ(フランス)をストレートで倒す金星を挙げました。
- 男子S:西本拳太 ○ 21-17, 21-19(第5シードのクリスト・ポポフ/フランスを撃破・64分)
- 女子S:山口茜(第2シード) ○ 21-12, 21-10(グエン・トゥイリン/ベトナムに26分の完勝)
- 女子S:奥原希望(第11シード) ○ 18-21, 21-16, 21-9(オズゲ・バイラク/トルコに逆転勝ち)
- 女子S:宮崎友花(第8シード) ○ 15-21, 21-14, 21-10(郡司莉子との日本人対決を逆転で制す)
- 女子D:中西貴映/岩永鈴(第7シード) ○ 21-15, 21-14(ハタイティップ/ナパパコーン/タイ)
- 男子D:霜上雄一/野村拓海 ● 16-21, 13-21(第1シードのキム・ウォンホ/ソ・スンジェ/韓国)
- 男子D:熊谷翔/西大輝 ● 14-21, 14-21(第14シードの王齊麟/邱相榤/台湾)
西本拳太は世界ランク上位のクリスト・ポポフを64分で退ける会心の内容。奥原希望は第1ゲームを18-21で落としながら第2ゲーム以降を21-16、21-9と押し返しました。宮崎友花と郡司莉子の日本人対決は、先にゲームを取った郡司を宮崎が逆転しています。男子ダブルスは2組とも強豪に当たり、そろってストレートで敗退しました。
8月19日(3日目・2回戦)
3日目は各種目の2回戦が中心。日本勢は11試合に登場して9勝2敗と大きく勝ち越し、シングルスは6人中5人が勝ち上がりました。
- 男子S:奈良岡功大(第10シード) ○ 21-16, 21-14(ハリー・ファン/イングランド)
- 男子S:田中湧士 ○ 21-18, 21-14(アデ・レスキー・ドゥイカオ/アゼルバイジャン)
- 男子S:西本拳太 ● 21-17, 16-21, 18-21(伍家朗/香港にフルゲームで敗戦)
- 女子S:山口茜(第2シード) ○ 21-18, 21-10(ウォン・リンチン/マレーシア)
- 女子S:奥原希望(第11シード) ○ 21-11, 21-16(林湘緹/台湾)
- 女子S:宮崎友花(第8シード) ○ 21-14, 21-13(イフヘニヤ・カンテミール/ウクライナ)
- 女子D:福島由紀/松本麻佑(第2シード) ○ 21-15, 21-15(カーメン・ティン/オン・シンユー/マレーシア)
- 女子D:廣上瑠依/保原彩夏(第14シード) ○ 21-11, 19-21, 21-6(王汀戈/羅意/中国)
- 女子D:大澤佳歩/田部真唯 ● 18-21, 8-21(第3シードのペク・ハナ/イ・ソヒ/韓国)
- 混合D:渡辺勇大/田口真彩(第16シード) ○ 21-14, 21-13(陳延澤/吳芷柔/香港・32分)
- 混合D:霜上雄一/保原彩夏(第13シード) ○ 21-13, 21-16(プラセティヨ/ムンガラン/インドネシア・35分)
この日の主役は保原彩夏です。混合ダブルスで霜上雄一と組んでストレート勝ちし、女子ダブルスでも廣上瑠依とフルゲームを制して1日2勝。混合ダブルスは渡辺勇大/田口真彩組が32分、霜上/保原組が35分と、どちらも短時間で片づけました。敗れたのは初戦を大勝していた大澤佳歩/田部真唯と、伍家朗に競り負けた西本拳太の2つだけでした。
8月20日(4日目・3回戦)
4日目は全種目の3回戦(ベスト16)。日本勢は10試合で3勝7敗と苦戦し、勝ち残ったのは山口茜・奥原希望・奈良岡功大の3人。ダブルスは出場5組すべてが姿を消しました。
- 女子S:山口茜(第2シード) ○ 21-17, 21-10(第14シードのシム・ユジン/韓国に31分の完勝)
- 男子S:奈良岡功大(第10シード) ○ 13-21, 23-21, 21-11(第8シードの李詩灃/中国を逆転で撃破)
- 女子S:奥原希望(第11シード) ○ 21-11, 13-21, 21-12(イシカ・ジャイスワル/アメリカにフルゲーム勝ち)
- 混合D:渡辺勇大/田口真彩(第16シード) ● 19-21, 18-21(第1シードの馮彦哲/黄東萍/中国)
- 混合D:霜上雄一/保原彩夏(第13シード) ● 21-17, 12-21, 17-21(第4シードのデチャポル/スピッサラ/タイ)
- 女子D:廣上瑠依/保原彩夏(第14シード) ● 21-8, 13-21, 9-21(第3シードのペク・ハナ/イ・ソヒ/韓国)
- 女子D:岩永鈴/中西貴映(第7シード) ● 16-21, 12-21(地元インドのジョリー/プレラ)
- 女子D:福島由紀/松本麻佑(第2シード) ● 9-21, 11-6(第2ゲームのインターバルで棄権)
- 女子S:宮崎友花(第8シード) ● 21-17, 16-21, 18-21(第13シードのミシェル・リー/カナダ)
- 男子S:田中湧士 ● 14-21, 9-21(第6シードの周天成/台湾)
最大の見どころは奈良岡功大でした。第8シードの李詩灃に第1ゲームを13-21で落とし、第2ゲームを23-21で振り切ると、最終ゲームは21-11で圧倒。1時間17分の逆転勝ちでベスト8に入りました。山口茜はわずか31分の完勝、奥原希望もフルゲームを制しています。一方でダブルスは全滅。福島由紀は大会前の合宿で右足を痛めており、第2ゲームを11-6とリードした場面で棄権を選びました。岩永鈴も直前のケガを抱えたままの出場でした。
8月21日(5日目・準々決勝/QF)
準々決勝では奈良岡功大と山口茜が勝利し、準決勝進出とメダルを確定させました。奥原希望は試合前の棄権となり、ベスト8で大会を終えています。
- 男子S:奈良岡功大(第10シード) ○ 21-19, 21-15(第4シードのアンダース・アントンセン/デンマーク)
- 女子S:山口茜(第2シード) ○ 21-17, 21-10(第13シードのミシェル・リー/カナダ)
- 女子S:奥原希望(第11シード) ● 棄権(第10シードのポンパウィ・チョチュウォン/タイとの準々決勝を前に棄権)
奈良岡功大はアンダース・アントンセンをストレートで破り、2023年大会以来のメダルを確定。山口茜もミシェル・リーに28分で勝利し、連覇へ前進しました。
8月22日(6日目・準決勝/SF)
準決勝では山口茜と奈良岡功大がともに勝利し、男女シングルスで決勝進出。日本勢の銀メダル以上が確定しました。
- 女子S:山口茜(第2シード) ○ 21-12, 21-17(第10シードのポンパウィ・チョチュウォン/タイ)
- 男子S:奈良岡功大(第10シード) ○ 17-21, 21-11, 21-10(第6シードの周天成/台湾)
山口茜は2大会連続の決勝進出。奈良岡功大は第1ゲームを落としながら逆転し、3年ぶりに決勝へ進みました。決勝は山口茜がアン・セヨン(韓国)、奈良岡功大がアレックス・ラニエ(フランス)と対戦しました。
8月23日(最終日・決勝/F)
最終日は全5種目の決勝が行われ、日本勢は男女シングルスで銀メダルを獲得しました。
- 女子S:山口茜 ● 17-21, 14-21(アン・セヨン/韓国)銀メダル
- 男子S:奈良岡功大 ● 11-21, 11-21(アレックス・ラニエ/フランス)銀メダル
- 混合D:トム・ジクエル/デルフィーヌ・デルリュー(フランス)が優勝
- 女子D:ペク・ハナ/イ・ソヒ(韓国)が優勝
- 男子D:梁偉鏗/王昶(中国)が優勝
山口茜は連覇を逃しましたが、2大会連続の銀メダル。奈良岡功大も2023年大会以来2度目の銀メダルとなりました。日本勢のメダルはシングルス2種目の銀2個で、ダブルス3種目はメダルに届きませんでした。大会結果はBWF公式結果でも確認できます。
まとめ
世界選手権2026は8月17日〜23日・インド ニューデリーで開催されました。日本からは21選手が出場し、最終的に山口茜と奈良岡功大が銀メダルを獲得。山口茜はアン・セヨン、奈良岡功大はアレックス・ラニエとの決勝で敗れましたが、2人の決勝進出は日本勢にとって大きな成果でした。日本勢の初戦から決勝までの結果を、このページでまとめて確認できます。
