【2026年9月16日】バドミントン情報|ナコーンサワン国際で岩野滉也が第12シード撃破、松本紗季・浅野真央も3回戦へ
2026年9月16日(水)のバドミントン情報です。この記事はバドミントンの試合結果や話題を毎日更新でお届けしています。今日の中心は、タイで開幕したナコーンサワンインターナショナルシリーズ2026の日本勢の結果です。男子シングルスの岩野滉也選手が2回戦で第12シードを破り、女子シングルスの松本紗季選手・浅野真央選手もストレート勝ちで3回戦に進みました。あわせて、アジアジュニアU17&U15選手権に帯同した齋藤亘コーチが語った「15点制」「人工シャトル」の手応え、日本バドミントン協会が発表した新しいサステナビリティパートナー、そして今週土曜に開幕するアジア競技大会と全日本ジュニアの予定もまとめます。
ナコーンサワンインターナショナルシリーズ2026|岩野滉也が第12シード撃破、松本紗季・浅野真央もストレート勝ち
ナコーンサワンインターナショナルシリーズ2026は、9月15日から20日までタイ・ナコーンサワン県の州立スタジアムで行われている賞金総額1万ドルの国際大会です。日本からは男子シングルスの岩野滉也選手(日立情報通信エンジニアリング)、女子シングルスの松本紗季選手(柳井商工高校)と浅野真央選手(青森山田高校)、男子ダブルスの井上誠也/木田悠斗組(日立情報通信エンジニアリング)が出場し、松本選手と浅野選手は女子ダブルスにもペアで出場しています。スタッフとしては、元日本代表の末綱聡子さん(岐阜Bluvic)も帯同しています。高校生2人が実業団選手と一緒に海外の国際シリーズを回る、世界ランキングのポイントを積み上げるための遠征です。
◎日本勢の結果(9月15日・16日)
- 男子S 1回戦(15日):岩野滉也 ○ 21-16, 11-21, 27-25(ファイナルゲームはデュースの末に27-25)
- 男子S 2回戦(16日):岩野滉也 ○ 21-10, 21-19(第12シード撃破)
- 女子S 1回戦(15日):浅野真央 ○ 21-9, 21-10
- 女子S 2回戦(16日):浅野真央 ○ 21-11, 21-16
- 女子S 2回戦(16日):松本紗季 ○ 23-21, 21-12(第1ゲームはデュースを取り切って流れをつかむ)
岩野滉也選手は初日の1回戦でファイナルゲーム27-25という長いデュースを制し、2日目は第12シードの選手を21-10, 21-19で退けて3回戦へ。浅野真央選手は2日間とも相手に16点以上を許さない安定した内容で、松本紗季選手も第1ゲームを23-21で取り切ると第2ゲームは21-12と一気に突き放しました。第6シードの井上誠也/木田悠斗組と、女子ダブルスの浅野真央/松本紗季組は、17日の2回戦が初戦になります。
◎17日の次戦カード
- 女子S 3回戦:松本紗季 vs 第4シードのテッ・タ・トゥザー(ミャンマー)
- 女子S 3回戦:浅野真央 vs 第10シード
- 男子S 3回戦:岩野滉也 vs 2回戦を勝ち上がった選手
- 男子D 2回戦:井上誠也/木田悠斗(第6シード)が初戦
- 女子D 2回戦:浅野真央/松本紗季が初戦
松本紗季選手の相手のテッ・タ・トゥザー選手は、ミャンマーのトップ選手として国際大会で長く戦ってきた実力者で、この大会の第4シード。高校生の松本選手にとっては大きな挑戦になります。17日は5種目すべてで日本勢が登場する1日なので、明日の記事でまとめてお伝えします。
アジアジュニアU17&U15を振り返る齋藤亘コーチ「自信とともに、バドミントンの変化を感じた大会」
前日の記事でお伝えした、中国・成都で13日まで行われたアジアジュニアU17&U15選手権大会2026について、バドスピが帯同した齋藤亘コーチ(ふたば未来学園中/日本バドミントン協会ジュニア強化部員)のインタビューを16日に掲載しました。齋藤コーチは「U15を中心に、4つのメダルを取れたということは、大きな自信になった」と話しつつ、今回の大会を「自信とともに、バドミントンの変化を感じた大会」と表現しています。
変化のひとつ目は、この大会で採用された15点制です。齋藤コーチは、どの国もまだ手探りの状態だとしたうえで、21点制では18点からの勝負に幅があるのに対して、15点制では12点以降の終盤があっさりと終わってしまうと指摘しています。ふたつ目は人工シャトルで、日本選手は準備期間が短かったものの「慣れという部分が大きいのかなと感じました」とのこと。シャトル自体が年々改良されて水鳥の羽根に近づいていて、U17男子のスマッシュでは減速する前に床に落ちるほどのスピードが出ていたそうです。人工シャトルがどこまで水鳥に近づいているかは、人工シャトル・ハイブリッドシャトルの解説記事でミズノ テックフェザー03やビクター NCS Proの実際の打感をまとめているので、ジュニアの保護者や指導者の方はあわせて読んでみてください。
三つ目は中国選手のネット前の技術で、「ヘアピンやスピンネットが、かなり速い。ネット前の技術として、速く落として、速く上げさせる。スピードがすごく速く、日本選手はかなり手こずりました」と振り返っています。世界ジュニアのメンバーでもある串間太政選手(ふたば未来学園中3年)は初戦で中国選手のヘアピンに苦しんで敗れ、樫尾雫玖選手(柳井高1年)も3回戦で敗退しましたが、齋藤コーチはこの悔しい経験が「大きな財産になる」と話しています。次の大きな舞台は10月にエジプトで開かれる世界ジュニア選手権で、「2年後、3年後に日本のエースとして育つ上で、U19の世界の舞台で戦うのは、非常に貴重な経験になる」と期待を寄せていました。
日本協会がユーラスエナジーとサステナビリティパートナー契約|S/Jリーグ2026-27は再生可能エネルギーで開催
日本バドミントン協会は9月16日、株式会社ユーラスエナジーホールディングスとサステナビリティパートナー契約を締結したと発表しました。対象はバドミントンS/Jリーグ2026-27(2026年10月31日〜2027年2月21日)と、S/JリーグⅡ2026-27(2026年11月26日〜29日)の2大会です。ユーラスエナジーがグリーン電力証書を提供することで、両大会の会場で使う電力を実質的に再生可能エネルギーとし、電力由来の温室効果ガス排出量を実質ゼロにするという内容です。
日本協会は以前から「ゼロ・エミッション」への取り組みを進めていて、今回の契約によって、世界各国の主要バドミントンリーグとしては初めて、大会の全試合を対象に電力由来の排出量を実質ゼロにすることを目指すとしています。S/Jリーグの開幕は10月31日。トップ選手たちの試合を見に行くときに、会場の電力がどこから来ているかを少し意識してみるのも面白いかもしれません。
アジア競技大会は3日後に開幕|バドミントン団体戦は20日から、全日本ジュニアも19日スタート
愛知・名古屋で行われるアジア競技大会の開会式は9月19日(土)で、バドミントンは20日(日)から24日(木)が男女団体戦、25日(金)から29日(火)が個人5種目のスケジュールです。会場は一宮市総合体育館。BWFの大会ページでは、団体戦のシードとして男子は1位インドネシア、2位中国、3位チャイニーズタイペイ、4位日本の4チームが掲げられていますが、対戦の組み合わせは16日の時点ではまだ公表されていません。組み合わせが出たらこの毎日更新の記事とアジア競技大会2026 バドミントンのまとめ記事でお伝えするので、週末に向けてチェックしてもらえるとうれしいです。
同じ19日(土)からは、群馬・前橋市のALSOKぐんまアリーナでノアインドアステージ 第45回全日本ジュニアバドミントン選手権大会も始まります(〜23日)。20日(日)の午後から、21日〜23日は9時30分から、BAJ公式YouTubeで複数コートの同時配信が行われる予定です。アジアジュニアでメダルを取った沖本愛音選手・平嶋天嘉選手・舛田舞羽選手や、齋藤コーチが名前を挙げた串間太政選手・樫尾雫玖選手がどんな戦いを見せるか、配信で追いかけたいところです。石川・白山市では日本スポーツマスターズ2026(19日〜21日)も同時に開催されます。
バドミントン トピックまとめ(9/16)
- ナコーンサワンインターナショナルシリーズ2026(タイ、9月15日〜20日)で、男子シングルスの岩野滉也選手が2回戦で第12シードを21-10, 21-19で撃破。女子シングルスの浅野真央選手と松本紗季選手もストレート勝ちで3回戦に進み、17日は第6シードの井上誠也/木田悠斗組と浅野真央/松本紗季組もダブルスの初戦を迎えます。
- アジアジュニアU17&U15に帯同した齋藤亘コーチが、メダル4個の手応えとともに「15点制」「人工シャトル」「中国選手の速いネット前」という3つの変化を指摘。串間太政選手・樫尾雫玖選手の悔しさは10月にエジプトで行われる世界ジュニアへの財産になると話しています。
- 日本バドミントン協会がユーラスエナジーホールディングスとサステナビリティパートナー契約を締結。S/Jリーグ2026-27(10月31日〜2027年2月21日)とS/JリーグⅡ(11月26日〜29日)の会場電力を実質再生可能エネルギーにし、電力由来の排出量実質ゼロを目指します。
- アジア競技大会は19日(土)に開幕し、バドミントンは20日〜24日が団体戦(日本は男子第4シード)、25日〜29日が個人戦。団体戦の組み合わせは16日時点ではまだ発表されていません。同じ19日から全日本ジュニア(群馬、20日〜23日はBAJ公式YouTubeで配信)と日本スポーツマスターズ(石川)も始まります。
参考ソース(情報元)
- BWF公式|TOYOTA Nakhon Sawan International Series 2026 結果(9月15日・16日)
- 日本バドミントン協会|ナコーンサワンインターナショナルシリーズ2026 参加者一覧(PDF)
- バドスピ|【アジアジュニアU17&15】日本は4つのメダルを獲得!「自信とともに、バドミントンの変化を感じた大会」(齋藤亘コーチ)
- 日本バドミントン協会|株式会社ユーラスエナジーホールディングスとサステナビリティパートナー契約締結のお知らせ
- BWF公式|20th Asian Games Aichi-Nagoya 2026(Team)
- 日本バドミントン協会|9月放送スケジュール更新
- 前日のバドミントン情報|アジアジュニアU17・U15で平嶋天嘉・舛田舞羽が銀、沖本愛音は銅メダル
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齋藤コーチの話にも出てきた人工シャトルの解説記事と、アストロクス100シリーズの選び方がわかるレビュー記事を紹介します。



