【2026年8月25日】バドミントン情報|世界ランキングで奈良岡功大が8位に浮上
2026年8月25日(火)のバドミントン情報です。この記事はバドミントンの試合結果や話題を毎日更新でお届けしています。この日はインド・ニューデリーの世界バドミントン選手権2026を戦った日本代表が帰国し、東京都内で記者会見。銀メダルの山口茜選手と大堀均ヘッドコーチが大会を振り返りました。さらにBWF世界ランキングが更新され、奈良岡功大選手が自己順位を大きく戻しています。来週から始まる中国マスターズ2026の日本代表メンバーとあわせてまとめました。
世界選手権2026の日本代表が帰国会見|山口茜「決勝の負けもすごくいい経験」
8月17日から23日までインド・ニューデリーで行われた世界バドミントン選手権2026を終え、日本代表が8月25日に帰国。東京都内で記者会見と囲み取材に応じました。大会の日程や日本代表のエントリーは世界バドミントン選手権2026のまとめ記事にまとめてあります。
◎山口茜選手(女子シングルス・銀メダル)
大会を振り返って山口茜選手は、「結果に対する納得感と、負けた悔しさがまだ同時に存在している感じ」と率直な胸の内を明かしました。そのうえで「決勝戦の負けもすごくいい経験になったと思っているので、今後もまた成長していけるように頑張りたい」と前を向いています。試合内容については「相手に点数を取られているところを変えられなかったりとかがあったので、そこを試合中に変化できるように練習からやっていけたら」と課題を挙げました。
注目は、決勝で敗れたアン・セヨン選手(韓国)との距離感について聞かれた場面です。山口選手は「(差は)広がっていると思った方がいい」ときっぱり。「スピードだったり、攻撃力だったり、フィジカル面、戦術面、経験値的にも」と具体的に挙げ、「このままやっていても、なかなか勝機を見出すのは難しい」「今までのセオリーをちょっとずつ崩して、いろいろなやり方をしていかないと、どんどん難しくなっていく」と、戦い方そのものを変えていく必要性を語りました。世界の頂点を何度も経験してきた選手がここまで言い切るのは、なかなかない光景です。
一方でメンタル面には手応えも。「自然体というかリラックスして試合に臨むところは意識していて、自分の中ではできた方なのかな」と振り返り、次の目標には「まずは(来週の)中国(マスターズ)で、今回できた部分とできなかった部分とをもう一回チャレンジしたい」と中国マスターズとアジア大会の2大会を挙げました。山口選手の使っているラケットが気になった方は使用ラケットの解説記事もどうぞ。
◎大堀均ヘッドコーチの総括
大堀均ヘッドコーチは、銀メダル2個という結果について「結果だけを評価材料とするよりも、今のところは、プロセスや選手たちの頑張りについて、よく頑張ったと評価しています」とコメント。山口茜選手については、7月28日に発生した熊本地震で自身も被災者の一人となりながら合宿に入った経緯に触れ、「最後まで諦めない姿勢を、第二の故郷である熊本に届けることができたのではないか」と語りました。
奈良岡功大選手については「万全の状態ではなかったが、彼の身上であるねばり強さに、攻撃的なプレーも加味されて、進化した奈良岡選手のバドミントンが披露できた」と評価。特に準々決勝でマッチポイントを握られてからの逆転劇を「本当に素晴らしいゲームでした」と振り返っています。奈良岡選手の使用ラケットの粘り強い打ち合いを支える一本も、あの試合でよく分かりました。
メダルに届かなかったダブルス3種目については、男子ダブルスの保木卓朗選手/小林優吾選手が小林選手の負傷で出場を辞退、女子ダブルスの福島由紀選手/松本麻佑選手も福島選手が負傷を抱えて臨み3回戦途中で棄権と、ケガの影響が大きかった大会でした。大堀ヘッドコーチは「大会前のケガが、コンディショニングの部分で結果に影響してしまった」と残念がりつつ、混合ダブルス2ペアには「トップランカーと互角の戦いができているので、今後につながるゲームはできていた」と一定の手応えを口にしています。
BWF世界ランキング更新(8月25日付)|奈良岡功大が3つ上げて8位
世界選手権の結果が反映された最新のBWF世界ランキング(第35週・8月25日付)が発表されました。日本勢でトップ10に入ったのは次の6枠です。
- 男子S:奈良岡功大 8位(3つ上昇/76,530点)
- 女子S:山口茜 3位(1つ下降/102,576点)、宮崎友花 9位(1つ下降/68,106点)
- 男子D:保木卓朗/小林優吾 9位(1つ下降/世界選手権は欠場)
- 女子D:福島由紀/松本麻佑 3位(1つ下降)、岩永鈴/中西貴映 7位(変動なし)
男子シングルスは大きく順位が入れ替わり、ジョナタン・クリスティー選手(インドネシア)が2つ上げて世界1位に浮上。準優勝のクリスト・ポポフ選手(フランス)が3つ上げて2位、世界選手権を制したアレックス・ラニエ選手(フランス)は7位まで戻してきました。逆に石宇奇選手(中国)は5つ下げて6位に後退しています。奈良岡功大選手の8位は、シード権争いの面でも大きな前進。9月以降のワールドツアーでの位置取りがぐっと楽になります。
女子シングルスはアン・セヨン選手(韓国)が1位を堅持。山口茜選手は銀メダルながら王祉怡選手(中国)に抜かれて3位となりました。混合ダブルスは日本勢のトップ10入りがなく、ここが日本の次の課題になりそうです。
次は中国マスターズ2026(9/1〜6・深圳)|日本代表の派遣メンバー
世界選手権が終わって休む間もなく、来週9月1日(火)からは中国・深圳市でSuper750の中国マスターズ2026が開幕します。日本バドミントン協会が発表した派遣メンバーは次の通りです(2026年8月7日時点)。
- 男子S:田中湧士(NTT東日本)、奈良岡功大(NTT東日本)、西本拳太(ジェイテクト)、渡邉航貴(BIPROGY)
- 男子D:熊谷翔/西大輝(BIPROGY)、霜上雄一/野村拓海(日立情報通信エンジニアリング)、保木卓朗/小林優吾(トナミ運輸)、山下恭平(NTT東日本)/岡村洋輝(BIPROGY)
- 女子S:郡司莉子(再春館製薬所)、宮崎友花(ACT SAIKYO)、山口茜(再春館製薬所)
- 女子D:中西貴映/岩永鈴(BIPROGY)、福島由紀(岐阜Bluvic)/松本麻佑(ほねごり相模原)、保原彩夏/廣上瑠依(ヨネックス)
- 混合D:古賀輝(ジェイテクト)/齋藤夏(PLENTY GLOBAL LINX)、霜上雄一(日立情報通信エンジニアリング)/保原彩夏(ヨネックス)
世界選手権を欠場・途中棄権した保木卓朗選手/小林優吾選手と福島由紀選手/松本麻佑選手も名前が入っています。大堀ヘッドコーチが「できるだけ疲労を溜めず、次のトーナメントに全力で取り組む準備を行なっていく」と話していた通り、コンディション次第では変更もあり得るところ。連戦が続く時期は使う道具の消耗も早いので、ラケットの買い替えを考えている人はナノフレア現行13モデルの比較もチェックしてみてください。
◎8月末〜10月の主な大会日程
- 全日本高等専門学校選手権:8月28日(金)〜30日(日)/岐阜県・岐阜市
- 中国マスターズ2026(Super750):9月1日(火)〜6日(日)/中国・深圳市
- 全日本社会人選手権:9月4日(金)〜9日(水)/長野県・長野市ほか
- アジアジュニアU17&U15選手権:9月8日(火)〜13日(日)/中国・成都市
- 全日本ジュニア選手権:9月19日(土)〜23日(水)/群馬県・前橋市ほか
- アジア大会バドミントン:9月20日(日)〜29日(火)/愛知県・一宮市総合体育館(団体戦9月20日〜24日、個人戦9月25日〜29日)
- 世界ジュニア選手権2026:10月5日(月)〜17日(土)/エジプト・カイロ市(団体戦10月5日〜10日、個人戦10月11日〜17日)
そしてもう一つ、8月21日発売のバドミントン・マガジン9月号は和歌山インターハイ2026の特集号です。男子は萩原駿希選手がシングルスとダブルス(松本眞優選手とのペア)で2冠、女子は渡邉柚乃選手がシングルスで春夏連覇、ダブルスは上野優寿選手/伴野碧唯選手が優勝。団体戦はふたば未来学園がアベック優勝を飾りました。夏の高校生の熱戦をもう一度追いかけたい人には良い一冊になりそうです。
バドミントン トピックまとめ(8/25)
- 世界選手権2026を戦った日本代表が8月25日に帰国。銀メダルの山口茜は「決勝の負けもすごくいい経験になった」と振り返る一方、アン・セヨンとの差は「広がっていると思った方がいい」「今までのセオリーをちょっとずつ崩していかないと」と戦い方の見直しに踏み込みました。
- 大堀均ヘッドコーチは銀メダル2個について「結果だけを評価材料とするより、プロセスや選手たちの頑張りを評価したい」と総括。奈良岡功大の準々決勝の逆転劇を「本当に素晴らしいゲーム」と称え、ダブルス3種目は保木卓朗/小林優吾、福島由紀/松本麻佑のケガが響いたと説明しました。
- 8月25日付のBWF世界ランキングでは奈良岡功大が3つ上げて8位に浮上。女子シングルスは山口茜3位・宮崎友花9位、女子ダブルスは福島由紀/松本麻佑3位・岩永鈴/中西貴映7位、男子ダブルスは保木卓朗/小林優吾9位で、男子シングルス1位はジョナタン・クリスティーに交代しました。
- 次戦は9月1日〜6日の中国マスターズ2026(Super750・深圳)で、山口茜・奈良岡功大ら23選手が派遣。その後も全日本高等専門学校(8/28〜30)、全日本社会人(9/4〜9)、アジアジュニアU17&U15(9/8〜13・成都)、全日本ジュニア(9/19〜23)、日本開催のアジア大会(9/20〜29・愛知)、世界ジュニア(10/5〜17・カイロ)と続きます。
参考ソース(情報元)
- バドスピ|【世界選手権2026】「決勝の負けもすごくいい経験になった」(山口茜)<帰国コメント-2>
- バドスピ|【世界選手権2026】「結果だけを評価材料とするより、プロセスや選手たちの頑張りを評価したい」(大堀均ヘッドコーチ)<帰国コメント-1>
- BWF World Rankings(Week 35/2026-08-25)
- 日本バドミントン協会|中国マスターズ2026への選手団派遣について
- 日本バドミントン協会|アジアジュニアU17&U15選手権大会2026への選手団派遣について
- 日本バドミントン協会|世界ジュニア選手権大会2026への選手団派遣について
- バドスピ|【バドマガ情報】炎熱の夏舞台『和歌山インターハイ2026』 9月号のココに注目!<1>
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