【2026年9月8日】バドミントン情報|全日本社会人準々決勝 桃田賢斗が6回戦棄権、トナミ運輸が男子S4強に3人
2026年9月8日(火)のバドミントン情報です。この記事はバドミントンの試合結果や話題を毎日更新でお届けしています。長野市のホワイトリングで行われている第69回全日本社会人バドミントン選手権大会は第4日。5種目そろって準々決勝までが終わり、9日の最終日に進む4強が出そろいました。男子シングルスでは桃田賢斗選手が6回戦を棄権し、トナミ運輸勢が3人も準決勝に名を連ねています。あわせて、加古川発の新ラケットブランド「XENNO(ゼノ)」の発売と、宮崎友花選手のラケット変更も取り上げます。
全日本社会人第4日|男子シングルスは桃田賢斗選手が6回戦を棄権、トナミ運輸から3人が4強
第4日は男子シングルスの6回戦・準々決勝、女子シングルスの4回戦・準々決勝、男女ダブルスと混合ダブルスの準々決勝までが消化されました。今大会は3ゲーム×15点制(最長21点)。ここでベスト8に入った選手・ペアは、12月の全日本総合選手権の本戦出場権を手にしています。
男子シングルスで大きな話題になったのが桃田賢斗選手(NTT東日本)です。前日にベスト16入りを決めていましたが、6回戦の秦野陸選手(トナミ運輸)戦を棄権。秦野選手が不戦勝で準々決勝へ進みました。
◎男子シングルスの主な結果(2026年9月8日)
- 男子S6回戦:秦野陸選手(トナミ運輸) ○ 不戦勝(桃田賢斗選手/NTT東日本が棄権)
- 男子S6回戦:武井凛生選手(NTT東日本・第1シード) ○ 11-15、15-10、15-5(西尾寿輝選手/NTT東日本=第1ゲームを落としてからの逆転、チームメート対決)
- 男子S6回戦:草ノ瀬悠生選手(トナミ運輸) ○ 15-8、13-15、15-8(曽根雄太選手/愛知)
- 男子S6回戦:池端元哉選手(豊田通商) ○ 15-13、12-15、16-14(高橋洸士選手/富山=最終ゲーム16-14の激闘)
- 男子S準々決勝:武井凛生選手 ○ 15-11、15-9(稲光翔太郎選手/愛知)
- 男子S準々決勝:大林拓真選手(トナミ運輸) ○ 20-18、15-12(池端元哉選手)
- 男子S準々決勝:秦野陸選手 ○ 15-17、15-3、15-10(宮下怜選手/神奈川=第1ゲームを落としてからの逆転)
- 男子S準々決勝:草ノ瀬悠生選手 ○ 15-10、15-5(増本康祐選手/ジェイテクト)
4強に残ったのは武井凛生選手、大林拓真選手、秦野陸選手、草ノ瀬悠生選手の4人。このうち3人がトナミ運輸の選手で、準決勝の第2試合は秦野選手と草ノ瀬選手のチーム内対決になりました。草ノ瀬悠生選手は高校を出て社会人1年目。準々決勝で増本康祐選手をストレートで退け、いきなりの4強入りです。
女子シングルスは第1シード杉山薫選手が姿を消す|砂川温香選手ら4人が準決勝へ
◎女子シングルスの主な結果(2026年9月8日)
- 女子S4回戦:杉山薫選手(BIPROGY・第1シード) ○ 15-8、16-14(水井ひらり選手/東京)
- 女子S4回戦:古川佳奈選手(岐阜Bluvic) ○ 11-15、15-13、15-13(平本梨々菜選手/岐阜Bluvic=チーム内対決をフルゲームで制す)
- 女子S4回戦:髙橋明日香選手(ヨネックス) ○ 14-16、15-5、15-11(吉川天乃選手/岡山)
- 女子S準々決勝:砂川温香選手(BIPROGY) ○ 15-4、15-8(杉山薫選手=第1シード撃破)
- 女子S準々決勝:坂井叶選手(BIPROGY) ○ 16-14、19-17(舛木さくら選手/秋田=2ゲームとも延長戦)
- 女子S準々決勝:古川佳奈選手 ○ 16-14、16-14(松田仁衣菜選手/東京)
- 女子S準々決勝:髙橋明日香選手 ○ 15-11、14-16、15-12(木村百伽選手/兵庫)
第1シードの杉山薫選手は4回戦を突破したものの、準々決勝で同じBIPROGYの砂川温香選手に15-4、15-8と力の差を見せつけられる形で敗退。砂川選手は前回大会の準優勝者で、勝負どころで崩れない安定感が光りました。準決勝はその砂川選手と坂井叶選手によるBIPROGY対決、そして古川佳奈選手と髙橋明日香選手の一戦です。
男子ダブルス・女子ダブルスの準々決勝|鈴木陽向選手/山北奈緒選手は全試合ストレート
- 男子D準々決勝:目崎駿太郎選手/奥優汰選手(トナミ運輸) ○ 15-6、14-16、15-11(西田陽耶選手/草ノ瀬悠生選手/トナミ運輸)
- 男子D準々決勝:川邊悠陽選手/松川健大選手(日立情報通信エンジニアリング) ○ 15-12、15-11(相澤桃李選手/佐野大輔選手/愛知)
- 男子D準々決勝:武井優太選手/中静悠斗選手(NTT東日本) ○ 14-16、15-9、15-8(柴田一樹選手/山田尚輝選手/東京=第1ゲームを落としてからの逆転)
- 男子D準々決勝:後藤拓人選手/吉田翼選手(トナミ運輸) ○ 15-13、15-10(小川航汰選手/川島直也選手/愛知)
- 女子D準々決勝:金廣美希選手/木山琉聖選手(再春館製薬所) ○ 15-13、10-15、15-6(畑末真緒選手/室屋奏乃選手/茨城)
- 女子D準々決勝:清瀬璃子選手/原菜那子選手(岐阜Bluvic) ○ 15-9、15-4(今井優歩選手/播摩朋奈選手/神奈川)
- 女子D準々決勝:新見桃芭選手/相磯美心選手(広島ガス) ○ 15-11、15-12(石川心菜選手/平本梨々菜選手/岐阜Bluvic)
- 女子D準々決勝:鈴木陽向選手/山北奈緒選手(NTT東日本・第2シード) ○ 15-10、15-7(伊藤朱里選手/伊瀬友花選手/島根)
男子ダブルスはU24日本代表同士の顔合わせが目立ちました。目崎駿太郎選手/奥優汰選手はチームメートの西田陽耶選手/草ノ瀬悠生選手をフルゲームで振り切り、準決勝で川邊悠陽選手/松川健大選手と対戦します。8月の韓国マスターズでは川邊選手/松川選手が2-0で勝っている相手で、雪辱がかかる一戦です。女子ダブルスの鈴木陽向選手/山北奈緒選手はここまで全試合ストレート勝ちと、優勝候補らしい勝ち上がりを見せています。
混合ダブルスは滝口友士選手/松友美佐紀選手が接戦を制して4強
- 混合D5回戦:滝口友士選手(豊田通商)/松友美佐紀選手(東京都協会・第1シード) ○ 15-8、12-15、15-5(竹澤陽生選手/毛利未佳選手/石川・宮城)
- 混合D準々決勝:滝口友士選手/松友美佐紀選手 ○ 15-13、12-15、17-15(武井優太選手/上杉杏選手/東京=最終ゲーム17-15の大接戦)
- 混合D準々決勝:小川航汰選手(ジェイテクト)/倉島美咲選手(ACT SAIKYO) ○ 15-11、15-12(山澤直貴選手/千葉美采選手/北海道・宮城)
- 混合D準々決勝:佐野大輔選手(ジェイテクト)/加藤佑奈選手(再春館製薬所) ○ 19-21、15-9、15-12(永渕雄大選手/今井優歩選手/愛知・神奈川)
- 混合D準々決勝:中静悠斗選手/山北眞緒選手(NTT東日本) ○ 15-3、15-11(下農走選手/木山琉聖選手/石川・熊本)
第1シードの滝口友士選手/松友美佐紀選手は準々決勝で最終ゲーム17-15という大接戦を制しました。松友選手は15点制について「どんどん勝負していかないと点数も入らない」と話しており、1点の重みが増したルールを前向きに受け止めているようです。中静悠斗選手は男子ダブルスと混合ダブルスの二刀流で、9日はどちらも準決勝に登場します。
15点制になってからは、序盤の主導権争いがそのまま勝敗に直結します。決め球の一発でラリーを終わらせたい人は、アストロクス現行モデルの比較記事もあわせてどうぞ。
9月9日は最終日|5種目の準決勝カード
大会は9月9日(水)が最終日。ホワイトリングで5種目の準決勝と決勝が行われます。準決勝の組み合わせは次のとおりです。
- 男子S:武井凛生選手 - 大林拓真選手/秦野陸選手 - 草ノ瀬悠生選手(トナミ運輸対決)
- 女子S:砂川温香選手 - 坂井叶選手(BIPROGY対決)/古川佳奈選手 - 髙橋明日香選手
- 男子D:武井優太選手/中静悠斗選手 - 後藤拓人選手/吉田翼選手/目崎駿太郎選手/奥優汰選手 - 川邊悠陽選手/松川健大選手
- 女子D:金廣美希選手/木山琉聖選手 - 清瀬璃子選手/原菜那子選手/新見桃芭選手/相磯美心選手 - 鈴木陽向選手/山北奈緒選手
- 混合D:滝口友士選手/松友美佐紀選手 - 小川航汰選手/倉島美咲選手/佐野大輔選手/加藤佑奈選手 - 中静悠斗選手/山北眞緒選手
この時期は大会と練習が重なってシャトルの消費が一気に増えます。まとめ買いの前にシャトル価格比較ツールで今の最安値を確認しておくと、同じ予算でも買える本数が変わってきます。
国際大会に目を向けると、次の大きな舞台は第20回アジア競技大会(愛知・名古屋)です。バドミントンは9月20日(日)から24日(木)に団体戦、25日(金)から29日(火)に個人戦が一宮市総合体育館で行われます。
加古川発の新ブランド「XENNO(ゼノ)」が9月10日に販売開始|試打しないと買えない3モデル
公式HPより
用具まわりのニュースも1つ。兵庫県加古川市発のバドミントンラケットブランド「XENNO(ゼノ)」が、2026年9月10日(木)に販売を開始します。立ち上げたのは加古川市在住の現役プレーヤー・長井純一郎さん。全国社会人バドミントン大会優勝、全日本シニアバドミントン選手権3位、世界シニアバドミントン選手権出場という実績を持つ方で、自分の理想の一本を求めて構想から約2年、20種類以上を振り比べながら開発を重ねてきたそうです。
◎XENNOの3モデル
- SYNCIA(シンシア):操作性・打球感・パワーのバランスを狙ったオールラウンドモデル。「手の延長のように扱え、迷わず振れる」がコンセプト
- RHYLA(ライラ):軽快な振り抜きに振ったモデル。クリアーの飛びと、振っていて気持ちいいリズムを追求
- ZIONDE(ザイオンデ):打球感とパワーショットの手応え重視。速い展開でも押し負けない一本(25,000円)
3モデルとも日本バドミントン協会の検定合格品です。面白いのが売り方で、XENNOは試打をしないと購入できません。「スペックより実際に振って選ぶことが大切」という考えから、試打会で振ってみたうえで選ぶ流れになっていて、申し込みは公式サイトから。今後は5モデルほどに広げ、試打会も開いていく予定とのことです。ガットの張力やグリップの太さ違いも用意されるそうなので、カタログの数字だけでは決めきれない人にはありがたい仕組みだと思います。
宮崎友花選手のラケットがナノフレア800プロからナノフレア1000Zへ
もう1つ用具の話題を。中国マスターズで準優勝した宮崎友花選手(ACT SAIKYO)ですが、じつはこの大会からメインラケットが変わっています。8月の世界選手権まではナノフレア800プロ(ディープグリーン)、9月の中国マスターズからはシリーズ最上位のナノフレア1000Z(ライトニングイエロー)。色がまったく違うので、試合映像でも一目で分かります。
2本とも「ヘッドライトで振り抜きが速いスピード型」という骨格は同じ。違うのはフレームで、800プロは極薄フレームによる切り返しの速さ、1000Zはエアロコンパクトフレームで軽い振り抜きに一発の重さを足したモデルです。速さだけでは押し切れない場面が課題になっていた宮崎選手にとって、これまでのテンポを崩さずに決め球の威力だけ上乗せできる乗り換えということになります。投入初戦で世界ランク2位のワン・ジーイー選手を破って準優勝しているので、噛み合ったと見ていいのではないでしょうか。
なお、ラケット変更について本人やヨネックスからの公式アナウンスは出ていません。2本のスペック比較や、大会ごとに使用ラケットを追いかけた検証は宮崎友花選手のメインラケットがナノフレア800プロからナノフレア1000Zへ変更!特徴や違いを解説にまとめているので、気になる人はこちらもどうぞ。
バドミントン トピックまとめ(9/8)
- 全日本社会人の男子シングルスは、桃田賢斗選手が6回戦を棄権し秦野陸選手が不戦勝。4強は武井凛生選手、大林拓真選手、秦野選手、社会人1年目の草ノ瀬悠生選手で、トナミ運輸から3人が勝ち残りました。
- 女子シングルスは第1シードの杉山薫選手が準々決勝で砂川温香選手に15-4、15-8で敗れ姿を消しました。ダブルス3種目も準々決勝が終了し、鈴木陽向選手/山北奈緒選手は全試合ストレート勝ち、滝口友士選手/松友美佐紀選手は最終ゲーム17-15の接戦を制して4強入りしています。
- 大会は9月9日(水)が最終日で、ホワイトリングで5種目の準決勝・決勝を実施。国際大会の次の大きな舞台は、9月20日開幕の第20回アジア競技大会(一宮市総合体育館)です。
- 用具では、加古川発の新ブランド「XENNO(ゼノ)」が9月10日にラケット3モデルを発売(試打してから買う仕組み)。また中国マスターズ準優勝の宮崎友花選手が、ナノフレア800プロからナノフレア1000Zへメインラケットを変えていました。
参考ソース(情報元)
- 第69回全日本社会人バドミントン選手権大会 結果速報
- バドスピ|高卒ルーキーの草ノ瀬悠生が準決勝進出! 男子シングルスはトナミ運輸から3選手が4強入り<準決勝展望-シングルス編>
- バドスピ|混合ダブルスの滝口友士&松友美佐紀が最終日の準決勝へ!<準決勝展望-ダブルス編>
- 日本バドミントン協会|第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)バドミントン日本代表 候補メンバー
- PR TIMES|現役バドミントンプレーヤーが立ち上げた新ブランド「XENNO(ゼノ)」、個性の異なるラケット3モデルを9月10日発売
- XENNO(ゼノ)公式サイト
- Yahoo!ニュース(みんなの経済新聞ネットワーク)|加古川在住のバドミントン選手がラケットブランド立ち上げ 3モデル用意
- 前日のバドミントン情報|全日本社会人第3日 桃田賢斗が2勝でベスト16、松友美佐紀組も連勝
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