アストロクス77ツアー レビュー・徹底解説|軽く飛ばせるコスパ重視の4Uラケット
今回はヨネックスの「アストロクス77ツアー」を実際に打ってみた感想を紹介します!

クリアーは楽に飛ばせる?

プロより価格を抑えても満足できる?
私の意見としては

ショットは楽に打てて、価格まで考えると一般競技者には77プロよりおすすめかも
と思ったラケットです!
今回は借りたラケットでの基礎打ちレビューです。長時間の使用やゲームでの評価ではありませんが、ラケット選びの参考にしてみてください!
アストロクス77ツアーの特徴と基本スペック

まずはアストロクス77ツアーに使われている技術や特徴、スペックについて公式情報をまとめたものを紹介します
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名・品番 | アストロクス77ツアー/AX77-T |
| 重量区分・グリップ | 4U:平均83g G5,6 / 3U:平均88g G4,5,6 |
| カラー | ハイオレンジ(752) |
| バランス | ヘッドヘビー |
| シャフトの硬さ | ミディアム |
| 長さの表記 | 10mm longer |
| 推奨テンション | 4U:20〜28ポンド/3U:21〜29ポンド |
| フレーム素材 | 高弾性カーボン+ライトフィールカーボンネオ+タングステン |
| シャフト素材 | 高弾性カーボン+ナノメッシュネオ |
| ジョイント | 内蔵T型ジョイント |
| 生産国 | 台湾 |
| 国内公式ショップ掲載価格 | 28,600円(税込・フレームのみ) |
出典:ヨネックス公式商品ページ、公式スペック。価格・仕様は2026年9月27日確認時点です。この記事はハイオレンジモデルについてのレビューです。
搭載テクノロジー
| 技術 | 公式説明の要点 |
|---|---|
| ナノメッシュネオ | しなりをパワーにつなげる素材 |
| ローテーショナルジェネレーターシステム | ラケット全体の重量配分を設計し、ラケットワークを支える |
| エナジーブーストキャッププラス | シャフトのしなりとパワー伝達を支える剣先キャップ |
| アイソメトリック | スウィートエリアを広げるフレーム形状 |
| 内蔵T型ジョイント | ねじれを抑えて面の安定性を高める構造 |
出典:ヨネックス公式の商品説明。
実際に打って良かったのは、ショットを楽に打てるところ。どの技術がどの感覚につながったかまでは切り分けられませんが、特にクリアーは高く評価しています!
アストロクス77ツアーを実際に打ってみた感想

今回の試打条件
- ラケット:4UG5・ハイオレンジ
- ガット:ヨネックス エクスボルト65
- テンション:24ポンド
- 使用状況:借りたラケットで基礎打ち。いろいろなショットを試しました
総評:先重感はあるけど、ショット自体は楽に打てる!
最初に感じたのは、持った感じも振り心地も77プロとほとんど一緒だな、ということでした。
ツアーだから軽く振れる、という感じではなく、77プロと同じくらい重たく感じました。
ただ、ショット自体は楽に打てます。普通に基礎打ちをしている範囲では、打った感覚もプロとの違いがあまり分かりませんでした。

価格を考えたら、一般競技者にはツアーの方がおすすめかも! ただ、先重感まで軽くなるわけではないですね。
ショット別の評価
| ショット | 評価(5点満点) |
|---|---|
| スマッシュ | ★★★★☆・4点 |
| クリアー | ★★★★★・5点 |
| ドライブ | ★★★★☆・4点 |
| レシーブ | ★★★★☆・4点 |
| ロブ | ★★★★☆・4点 |
| ヘアピン | ★★★☆☆・3点 |
クリアーは5点。楽に打てるところがいい!
今回、いちばん高く評価したのがクリアーです。
ヘッドの重さは感じますが、ショット自体を打つのは楽。77プロで良かったクリアーの打ちやすさは、ツアーでも大きな違いを感じませんでした。
ドライブ・レシーブ・ロブもそれぞれ4点です。今回の基礎打ちでは、強打以外の多くのショットでプロとの差はあまり分かりませんでした。
ただし、ゲームの速い展開や長時間使ったときの疲れやすさまでは、今回の試打では評価していません。
スマッシュは4点。強打したときに、もうひと伸び欲しいかも
スマッシュも4点と、十分に良い評価です。
それでもプロとの違いを挙げるなら、強打したときに、もう少しシャトルの伸びや、しっかり捉えた感じが欲しいかもと思いました。
普段のショットではあまり違いが分からなくても、強く打ったときには少し物足りなさが出た、というのが今回の感想です。
ヘアピンは3点。少し球持ちが物足りなかった
ヘアピンは、77プロより少し評価を下げて3点にしました。
理由は、シャトルを掴む感じが少し足りず、プロほどコントロールできなかったかもと感じたからです。
打てないというほどではありませんが、細かく狙うショットでは、この少しの感覚の違いが気になりました。
77プロとの違いは、ガットの条件も含めた感想です
今回の77ツアーは「エクスボルト65・24ポンド」、以前試した77プロは「BG66アルティマックス・25ポンド」です。
ガットとテンションが違うため、伸びや球持ちの差がすべてラケットによるものとは言い切れません。 同じ条件で性能差を検証した比較ではなく、それぞれのセッティングで打った私の感想として読んでもらえればと思います。
プロの詳しい感想は、アストロクス77プロの実打レビューにまとめています。
アストロクス77ツアーの長所と短所

長所
- ショット自体は楽に打てる。特にクリアーは5点
- 通常のショットでは77プロと大きな違いを感じなかった
- 価格を含めて考えると、一般競技者の選択肢として魅力がある
細かな打球感の違いより、予算と使い心地のバランスを重視するなら、十分に候補になるラケットだと思います!
短所
- 77プロと同じくらい先重感がある
- 強打時の伸びやシャトルを捉える感覚には少し物足りなさがあった
- ヘアピンでは球持ちが少し足りず、プロほどコントロールできなかったかも
「プロより価格を抑えたモデルだから、軽くて簡単に扱えるはず」とは考えない方がいいですね。振ったときの重さは、購入前に確かめたいところです。
アストロクス77ツアーはこんな人におすすめ

シングルスで楽にショットを打ちたい人
個人的には、77ツアーもシングルス向きだと感じました。
クリアーを高く評価していて、ショット自体も楽に打てる。ヘッドの重さを許容できるなら、シングルス用として検討したい1本です。
価格と使い心地のバランスを大事にする一般競技者
77プロに近い持ち心地や振り心地で、通常のショットもほとんど同じように感じたことを考えると、価格面ではツアーをおすすめしたくなります。
もちろん、強打したときの感覚や球持ちにこだわるなら、プロを選ぶ理由もあります。少しの感触の差に価格差を払いたいかどうかが、選ぶポイントだと思います。
シリーズの位置づけは、ヨネックスのプロ・ツアー・ゲームの違いも参考にしてみてください。
ダブルス後衛でも候補。ただし今回は基礎打ちでの印象
ダブルスなら後衛でも使えそう、という印象です。ただ、私のおすすめはシングルス寄り。
今回はツアーでダブルスのゲームをしたわけではないため、連続攻撃や相手に詰められた場面の使い勝手までは断定できません。
軽い振り心地を最優先する人にはおすすめしにくい
持った感じや振り心地は、77プロと同じくらい重たく感じました。
先重のラケットが苦手な人が、軽快さを期待して選ぶモデルではないと思います。ヘアピンの細かなコントロールや、シャトルを掴む感覚を重視する人も、できれば試してから選びたいですね。
アストロクス77ツアーは価格を含めるとおすすめ?

私の結論は、一般競技者なら、価格の面で77プロよりツアーをおすすめできるかもです!
国内公式ショップの掲載価格は、確認時点で28,600円(税込・フレームのみ)。
プロとの価格差が小さければ打球感で選びたいですし、価格差がしっかりあるならツアーの魅力が増します。私としては「プロとまったく同じ」とまでは言わないけれど、通常のショットでの違いの小ささを考えると、ツアーも十分ありだと思いました。
私の目安は、新品20,000円以下・中古16,000円以下
| 商品の状態 | 私が「お得かな」と思う価格の目安 |
|---|---|
| 新品 | 20,000円以下 |
| 中古 | 16,000円以下 |

新品2万円以下、中古なら1万6千円以下で見つかれば、お得かなという感じです!
中古を探すときは、検索先で「販売中」と価格上限15,000円を指定してみてください。77プロや77ゲームとの間違いがないか、重量・グリップサイズ、フレームのひびや補修歴、送料も確認して選びたいですね。
※現在の相場を加味した、私個人が「この価格ならお得かな」と考える目安です。
アストロクス77ツアーに似ているラケット

77ツアーが気になるけど、同じくらいの予算でほかにも候補はないかな? という方に向けて、4Uを選べるヘッドヘビー系のラケットを3本選びました。
ラケット比較ツールの重量・バランス・シャフトの分類を参考にしつつ、メーカーの商品情報も確認しています。今回は同条件で打ち比べたランキングではなく、予算とラケットの方向性から選んだ比較候補です。
| ラケット | 公式ショップ掲載価格・税込 | 比較したいポイント |
|---|---|---|
| アストロクス77ツアー・比較基準 | 28,600円 | 先重感とショットの打ちやすさ |
| アクロフォース300 | 25,300円 | 4Uで攻撃と扱いやすさのバランスを探す |
| アストロクス ネクステージ | 27,500円 | 同じ4Uのヘッドヘビー系で打ちやすさを重視する |
| アストロクス88Dゲーム | 20,900円 | 価格を一段抑え、後衛からの攻撃を重視する |
価格は2026年9月27日に確認した各メーカー公式ショップの掲載価格です。実売価格や在庫、ガット代・張り工賃は購入先で確認してください。

77ツアーで良かったのは、ショットを楽に打てるところ! 似たラケットを選ぶときも、価格だけでなく、自分が振れる重さかどうかを大事にしたいですね。
アクロフォース300|他メーカーで近い方向性を探すなら
まず候補に挙げたいのは、ミズノのアクロフォース300です。
比較ツールでは、77ツアーと同じ「ややヘッドヘビー・やや硬い・オールラウンド」の分類。4Uという重量区分も共通しているので、攻撃力だけに偏らず、全体のバランスが近いラケットを探すときの候補になります。
公式ショップ掲載価格は25,300円で、77ツアーより3,300円低い設定です。メーカーにこだわらず、予算を少し抑えて検討したい人にも合う選択肢ですね。
ただし、比較ツール上の分類が同じでも、実際の球持ちやヘッドの重さまで同じという意味ではありません。グリップもアクロフォース300は4U6なので、今回使った77ツアーの4UG5との違いは確認しておきたいところです。
詳しくはアクロフォース300のレビューも参考にしてみてください!
出典:ミズノ公式商品ページ
アストロクス ネクステージ|同価格帯で打ちやすさを重視するなら
ヨネックスで探すなら、アストロクス ネクステージも比較したい1本です。
4U・ヘッドヘビー・シャフトはミディアムという共通点があり、77ツアーの「ヘッドの重さを使ってシャトルを飛ばす」という方向性に興味がある人の候補になります。
ネクステージには振動吸収素材のVDMが使われていて、打球時の衝撃を抑える設計も特徴です。77ツアーの先重感は気になるけれど、打ち心地も見比べたいという人に向いています。
公式ショップ掲載価格は27,500円。77ツアーとの差は1,100円なので、価格帯はほぼ同じです。実際の販売価格を見比べたうえで、振った感覚や打球感を優先して選びたいですね。
なお、同じ4Uだから振り心地も同じ、あるいは必ず77ツアーより楽に振れる、というわけではありません。
アストロクス88Dゲーム|予算を抑えて後衛の攻撃を重視するなら
3本目は、第3世代のアストロクス88Dゲームです。品番は3AX88D-G。88Dプロや88Dツアーとは別モデルなので、名前を確認してください。
こちらも4Uを選べるヘッドヘビー・ミディアムシャフトのラケットです。比較ツールでは77ツアーがオールラウンド寄りなのに対し、88Dゲームは攻撃寄りの位置づけになっています。
77ツアーの完全な代わりというより、ダブルス後衛でスマッシュを打つことを重視したい人向けの比較候補です。シングルスを中心に考えているなら77ツアー、後衛の攻撃を中心に考えているなら88Dゲーム、という視点で見比べてみると分かりやすいと思います。
公式ショップ掲載価格は20,900円で、77ツアーより7,700円低い設定。専門店では16,720円の掲載例も確認できました。費用を抑えたい人には魅力的ですが、価格だけでなく振ったときの先重感も確かめたいですね。
アストロクス77ツアーを使用しているプロ選手

2026年9月27日時点で、今回確認したヨネックスの公式情報からは、77ツアーの使用を確認できるプロ選手は見つかりませんでした。 使用している選手が一人もいない、と断定するものではありません。
一方で、上位機種のアストロクス77プロは、アン・セヨン選手やチェン・ユーフェイ選手の使用ラケットとして紹介されています!
77ツアーを使用しているプロ選手は不明
上位機種77プロの使用選手
- アン・セヨン
- チェン・ユーフェイ
77プロであれば使用している選手は何人かいるようです!
アン・セヨン
韓国の女子シングルス選手、アン・セヨン選手。ヨネックス公式プロフィールでは、使用ラケットが「ASTROX 77 PRO」と掲載されています。
2024年パリオリンピックの女子シングルス金メダリストとしても知られる選手です。トップ選手が選ぶ77シリーズに興味を持ったきっかけが、アン・セヨン選手という人もいるかもしれませんね。
チェン・ユーフェイ
中国の女子シングルス選手、チェン・ユーフェイ選手も、ヨネックス公式プロフィールで「ASTROX 77 PRO」が使用ラケットとして掲載されています。
東京2020オリンピックの女子シングルス金メダリストです。ここで紹介しているのは確認時点の使用モデルで、各五輪で77プロを使用していたという意味ではありません。
2人が使っているのは、この記事の77ツアーではなく77プロです。選手と同じモデルを選びたいならプロ、予算と普段の使い心地を重視するならツアーも検討する、という選び方でいいと思います。

私が打った範囲では、通常のショットはプロとほとんど同じに感じました。選手の使用モデルも気になるけど、価格まで考えるとツアーも十分ありですね!
77プロの詳しい使い心地は、アストロクス77プロの実打レビューで紹介しています。選手の使用用具は時期によって変わります。
アストロクス77ツアー実打レビュー【まとめ】

- 持った感じ・振り心地・通常のショットは77プロとほとんど同じ印象
- クリアーは5点。強打時の伸びとヘアピンの球持ちには少し差を感じた
- シングルス向きで、価格まで考えると一般競技者にはおすすめしたい
アストロクス77ツアーの総合評価は、★★★★☆・4点です!
先重感はしっかりありますが、ショット自体は楽に打てるラケットでした。

細かい感触にこだわるならプロも気になる。でも、価格まで考えると一般競技者にはツアーの方がおすすめかも!
